愛がすべて
愛がすべてなら、この世界は愛で出来ていることになるのか。
美しいものは、この世界にたくさん溢れている。
醜いものも、この世界にたくさん溢れている。
それらのすべてが愛なのか。
きれいな水とか輝く瞳とか。
憎しみとか妬みとか。
全部が愛の発露なのか。
悪魔は堕ちた天使だからなのか。
俺の欲望や嫉妬も、歪んだ愛の一形態なのか。
だとしたら、何故歪んでしまったの。
俺は何も知らない。
或いは、ほんの一部分しか見ていない。
それでも想像してみよう。
物事には理由があるはずだから。
それはきっと自分がいるから。
他者ではない自分を見つけてしまったから。
自分を守る術なんだ。
愛の形を変えてしまうのは。
愛に制限が無いからこそ、俺達は愛を勝手に解釈してしまうのかな。
解らないな。
だから、生きて、学んでいこうか。
愛の中で、愛を学ぶ。
先ずはそれに気付けばいい。